1837
原料は同じ。提携への合意。
ギャンブルとプロクターが会社を設立 |
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)が誕生したのは1837年10月31日。恐慌に見まわれていた米国のオハイオ州シンシナティでのことです。石鹸製造業のジェームス・ギャンブルと、ローソク製造業のウイリアム・プロクターが「石鹸もローソクも原料は同じ。互いに競争するより提携を」と、7192.24ドルを半額ずつ出資して設立したものです。
1850年頃には、マイアミ・エリー運河の近くに新しい工場を建設。設立後約20年で「シンシナティで最も生産量の多い会社」と言われるまでになりました。 |
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1861
南北戦争勃発。原料不足の危機の中
二人の息子を原料調達に派遣 |
ウイリアムとジェームスの息子達が仕事に加わったのは、南北戦争直前の混乱期。石鹸の主原料である油脂が手に入るか否かの大問題に直面していました。そこで二人は、息子達を川船でニューオーリンズに派遣。ここで彼らは、船いっぱいの原料油脂を低価格で購入することに成功しました。これにより、P&Gは原料不足の時代に「大量の需要に応じることのできる唯一のメーカー」になりました。
そのような状況下、中には劣悪な製品を作るメーカーもありましたが、P&Gは一貫して正直な製品作りを貫き、顧客から絶大な信頼を獲得。「重量や原料をごまかした石鹸、ローソクは絶対に作らない」という誠実な企業姿勢は今も生き続けています。 |
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▲南北戦争時の兵士 |
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1882
画期的な広告手法で
アイボリー石けんがアメリカNo.1に |
創業者の息子の一人、ハーレー・T・プロクターは、初代宣伝部長として、それまでは考えられなかった大規模で革新的な広告宣伝を展開しました。創業者ジェームスが開発した石鹸を「アイボリー(象牙)」と名付け、その優れた品質・特長を新聞や立看板、バスの乗車券などに広告。大型ビルボード(広告板)やポスターも初めて活用するとともに、家庭へのサンプリングなど、現在の広告手法の草分け的な試みが数多くなされました。
アイボリーの純度は、著名な化学者により厳密に分析され、その結果生まれたのが、19世紀以降最も有名な宣伝フレーズとなった『アイボリー・・・純度99-44/100パーセント』というスローガン。科学的な裏付けに基づく広告は、P&Gの「正直と誠実」という理念を明確に表しています。 |
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| ▲当時一流のアーティストによって描かれたアイボリーベビーや子供たちの挿絵は、大衆の注目を集めた。1856年、モード・ハンフリーが描いたこのイラストは、石鹸会社による最初のカラー広告のひとつであった。 |
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▲1882年に掲載されたP&G最初の雑誌広告。
有名な宣伝フレーズとなった「アイボリー・・・純度99-44/100パーセント」というスローガンはここで初めて使われた。 |
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1923
米国で初めて洗濯研究室を設立。
洗濯事情を変える数々の製品を開発 |
1923年、洗濯の実際を知るための研究室を開設。ここから革新的な石鹸や洗剤が次々と開発され、アメリカの洗濯事情に大きな変化をもたらしました。同種の研究施設としてはアメリカで初めての試みでした。
1933年、界面活性剤を採用した初の家庭用合成洗剤「ドレフト」を発売。1947年には、界面活性剤の働きを助けるビルダーを配合した、洗浄力の高い合成洗剤「タイド」を発売しました。「タイド」は溶けやすく沈殿しにくいのが特長で、洗濯機での使用に適していたため、洗濯機の普及にも貢献。家事労働は大きく軽減されました。 |
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▲家事に励む主婦 |
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1961
孫の世話から生まれた
世界の紙おむつ「パンパース」 |
| それは1956年、P&G研究員が生まれたばかりの孫のおむつを替える時に感じた、漠然とした不快感から始まりました。彼は早速、開発チームを設置し、吸収力が高く、濡れたりムレたりせず、使った後は捨てられる紙おむつの研究に取りかかりました。膨大な調査、設計、テストを経て、パンパースは誕生。それから約40年、パンパースの研究者はこの“革新”の伝統を受け継いで、多くの改良を重ね、今では世界中で愛されています。 |
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▲パンパース・テストマーケットの広告 |
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1980
事業分野の拡大で
グローバル企業へと発展 |
米国以外で事業を開始したのは、1915年のカナダが最初でした。以後、事業分野を広げながら拠点を世界へと拡大していきました。
1980年代以降、さらに世界各国で企業買収や提携に力を入れ、事業分野を次々に拡大。1982年に医薬品のノーウィッチイートン ファーマシューティカル社、1985年にリチャードソン ヴイックス社を、1987年にドイツの口腔衛生製品メーカ一、ブレンダックスグループを、1989年には化粧品のノクセル社を買収しました。1991年にはベートリックス社およびマックス ファクター社を獲得。1997年にはタンポンのタンブランズ社、1999年にはペットフードのアイムス社、家庭用浄水器のリカバリー・エンジニアリング社を買収。研究開発、生産、マーケティングの面でグローバルな強みを活かし、世界に通用するブランドを次々に生み出しています。 |
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1837
原料は同じ。提携への合意。
ギャンブルとプロクターが会社を設立
1861
南北戦争勃発。原料不足の危機の中
二人の息子を原料調達に派遣
1882
画期的な広告手法で
アイボリー石けんがアメリカNo.1に
1923
米国で初めて洗濯研究室を設立。
洗濯事情を変える数々の製品を開発
1961
孫の世話から生まれた
世界の紙おむつ「パンパース」
1980
事業分野の拡大で
グローバル企業へと発展 |