 |
|
 |
そういえば、この間ドイツから転校してきたハンス君とは仲良くしてるの? |
 |
|
|
うん、まだ日本語上手じゃないけど、ボクたち友達なんだ。サッカーがとっても上手で、うちのチームに入ってくれたんだけど、何だか他のメンバーもうまくなったみたい。家に遊びにいった時、お母さんがチョコレートいっぱいのケーキを作ってくれて、ドイツ語の歌も教えてくれたんだ。おもしろかった。 |
 |
 |
 |
 |
ほらね。ハンス君は日本語や日本の文化を学んで、君はドイツの文化やサッカーを学ぶ。違うところがあるほうが、いろんな新しいことを知ることができるね。 |
|
 |
|
 |
そうよ。それにもしも“男の子か女の子か”とか、“どこの国の子か”なんていうことだけで、「あの子はきらい」だとか「あいつは何もできない」って思われたら不公平じゃない。 |
 |
|
 |
残念ながら、世界中にはまだ人種や性別といった、その人の能力や人間性には何の関係もない理由による差別が残っている。だから国際連合や各国の政府でも、人種差別や女性差別など、さまざまな差別をなくすために、ずっと取り組み続けているんだよ。 |
 |
|
 |
君がいつも一緒に遊んでるお友だちは、同じ日本人だし、同じ男の子だけど、みんなそれぞれ個性を持っているよね。一人ひとりが違うのは当たり前、それぞれが違うってことは、とってもすばらしいことなんだ。みんなが、世界中に一人しかいない自分に自信を持って、友だちや周りの人のいいところを認めて、尊敬できるようになればいいね。 |
 |
|
 |
明日、学校で、女の子たちと仲直りするよ。 |
 |
|
 |
今度、ハンス君をお招きするときに、その女の子たちも一緒に呼びなさいよ。大勢のほうがきっと楽しいわ。張り切って、ごちそう作るから。 |
 |
|
 |
えーっ?女の子たちと仲良くするのは、まだちょっと恥ずかしいよ… |