サステナビリティ > 親子で学ぼう!サステナビリティ講座 第9回
第9回 「フェアトレード・コーヒー」 コーヒーって、どこから来ているの?

桃子ママ おいしいケーキが焼けたわよ! お勉強は少しお休みにして、お茶にしましょう!
太郎はオレンジジュース、博士と私はコーヒーね。
イラスト
太郎くん うわぁ〜、コーヒーのいい香りがする!
桃子ママ そうでしょう。だって、このコーヒーは特別なんだから。
太郎くん 特別って、普通のコーヒーと何か違うの?
桃子ママ 博士がアメリカのお友だちから送ってもらったんですって。「フェアトレード・コーヒー」って言うんだそうよ。無農薬でおいしいんですって。
太郎くん フェアトレード? 何それ?聞いたことないなあ。
桃子ママ 最近、新聞で見たのよね。
(ガサガサと新聞の記事を探すママ)
あ!あった。えーっと、コーヒーとか紅茶とかをつくっている農家の人たちの中には貧しい暮らしをしている人がたくさんいるんだって。そういう農家の人がちゃんと生活しながら農業が続けられるように考えて、農作物を適切な値段で買うことだって書いてあるわ。
ガーガー博士 そうだね。でも、どうしてコーヒーなどを作っている農家には苦しい生活をしている人が多いのか分かるかな?
太郎くん う〜ん、コーヒー豆を買ってもらえる値段が安すぎるからかなあ?
桃子ママ それに収穫(しゅうかく)して売って代金をもらう前に、まずコーヒー豆を育てたり収穫するための機械を買ったり、たくさんの化学肥料や農薬を買わなくちゃいけないから、たくさんお金が必要になってしまうのよね。
ガーガー博士 もともとコーヒーというのは主に南米でとれるもので、現地の人がお祭りや儀式のときに飲むだけだったんだ。だから少ししか栽培していなかったんだよ。そのうち、私たち他の国の人たちにも広まって、良い香りがしておいしいから、普段の生活の中でたくさん飲まれるようになった。そこで現地の人もそれに応えようと、どんどんコーヒーを作るようになったんだ。
太郎くん じゃあ、たくさん買ってくれるんだから、もうかるんじゃないの?
ガーガー博士 農作物はたくさん作れば値段が安くなるよね。それに、私たち消費者とコーヒーを作っている人(生産者)の間には、農地を持っている地主や仲買人などたくさんの立場の人がいて、実際に農家に払われるお金はけっして多くないんだ。特に小さな規模の農家では、作れば作るほど損するということもよくあるそうだよ。
桃子ママ 貧しくて人手が足りない地域では、太郎みたいな子どもたちも厳しい農作業にかり出されて学校に行けないことがあるって読んだわ。同じ子どもを持つお母さんとして、そういう話を聞くとすごく悲しいわね。
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