1. シチズンシップ・リポート 2017
  2. 環境サステナビリティ
  3. 海外での取り組み

環境サステナビリティ海外での取り組み

北米の工場内にバイオマス燃料を用いた熱電供給プラントが完成

写真提供 : Constellation

ペーパータオル「バウンティ」や、トイレットペーパー「シャーミン」を製造しているオールバニー工場(米国ジョージア州)の敷地内に、コンステレーション社が運営する、バイオマス燃料を用いた50メガワットの熱電併給プラントが完成しました。2017年年初から稼働し、生産に使う蒸気の100%と、電力の大部分をこの新プラントで賄っています。燃料には、地元の林業から出る木や枝などの廃材、ピーナッツの殻などを用いています。P&Gでは2020年までに工場で使うエネルギーの30%を再生エネルギーに転換するという目的を掲げており、すでにテキサスで行っている風力発電の利用とあわせると、目標の3分の2まで到達できることとなります。

廃棄物を価値に変える

"2020年までに工場から出る廃棄物の埋め立て処理をゼロにする"という目標を達成するには、工場のある地域のパートナー企業と協力して、64万トン以上の廃棄物の有効利用法を見つける必要があります。現在、当社の生産拠点の70%以上において、また日本、中国、インドを含め23カ国で、埋め立て廃棄物ゼロを完了しています。環境保全への貢献に加え、19億ドル以上のコスト削減にもつながりました。

プラスチックのリサイクル業界に革命

P&Gでは1980年代後半から再生プラスチックを容器に利用しています。しかし再生ポリプロピレンについては、高品質な材料が市場に少なく、利用が限られていました。その解決策として、自社で研究に取り組み、再生ポリプロピレンから、色、ニオイ、混入物質を除去するテクノロジーを開発しました。この技術を応用して、自社だけではなく、他社にも高品質な再生ポリプロピレンの供給が広がるよう、ピュアサイクル・テクノロジー社と協働を始めました。

世界資源研究所と水環境の保全マップを作成

P&Gが水環境に関して、世界資源研究所(WRI)とパートナーシップを結んで5年を迎えました。同研究所の「アキダクト計画」に携わる専門家と協働し、当社の生産拠点や供給パートナーのいる地域、主な国について、詳細な水リスクの評価プロセスを開発しました。これによって、社内のどこに課題があるかを特定し、特に取り組み効果が高い項目に集中して投資することが可能となります。例えば紙製品をつくるオックスナード工場(米国カリフォルニア州)では、5つのプロジェクトを展開することで、上水の利用量を28%を削減。米国森林・製紙協会から2016年度サステナビリティアワード(水部門)を受賞しました。またお客さまのご家庭での水保全についても、製品を通じて貢献しています。例えば、洗濯洗剤「タイド HE ターボ」は高い洗浄力を持ちつつ、高効率洗濯機を利用し、余分なすすぎと水の利用を減らすことができます。