1. シチズンシップ・リポート 2017
  2. 性別による差別の排除

性別による差別の排除

広く社会を見わたすと、性別による偏見や差別が、意識的であれ、無意識であれ、残っていることがあります。P&Gは、全ての人が尊重され、意見を述べることができる社会づくりに貢献したいと考えています。女性が使う製品やサービスを多く持つP&Gでは、女性の暮らしを観察し、想いをお聞きすることで、こうありたいという願いや、抱える課題について理解を深めてきました。家庭、職場、学校など、あらゆる場で、女性が自由に活躍し、持てる力を十分に発揮できる社会になるよう、製品やサービス、社会貢献などを通じてお手伝いをしています。

グローバル

広告の力で多くの人々に気付きと行動のきっかけを。
#WeSeeEqualキャンペーン

WeSeeEqual

誰の目にも明らかな不公平だけではなく、多くの人が無意識に抱いている偏見にもスポットライトをあてることで、一人ひとりが自分にも偏見があることに気付き、偏見をなくすことへの関心や行動が高まり、ひいては社会全体の変革につながると考えています。生理用品「オールウェイズ」の#LikeAGirlキャンペーンなど、"広告"を活用してメッセージを広く発信することで、多くの人々にダイレクトに語り掛け、社会的な対話を促してきました。

2017年3月、「#WeSeeEqual」と題した動画を新たに配信。おむつを替える男性と「Diapers don't care who change them.(おむつは、誰に替えられるかなんて気にしない)」といったシンプルな映像と文章が次々と現われ、古い常識は捨てて、新しくニュートラルな目を持とうと提案しています。180カ国以上で何百万回も再生されました。

教育の機会や経済的成功への壁をなくす

P&Gでは、性別と関係なく、教育の機会が与えられ、経済的に成功する機会が得られるよう、活動を行ってきました。企業としての活動事例として、米国で40年以上続けている「サプライヤー・ダイバーシティ・プログラム」があります。物品やサービスを購入する際、女性や、退役軍人、障がい者、LGBTなど多様な人が経営する企業を選ぶことを奨励するプログラムです。現在は中国、メキシコ、ナイジェリア、南アフリカ、トルコなどでも展開しています。

生理用品「オールウェイズ」が30年以上続けている「Puberty and Confidence(思春期・自信を育てる)教育プログラム」は、思春期に起こる心と身体の変化を理解して、うまく対処できるように、女の子と保護者や先生方に、無料の教育マテリアルやサンプルを提供する活動です。各国のニーズや文化、習慣などに合わせた形で行っており、年間70カ国、約1700万人の女の子たちに提供されています。

「オールウェイズ」はこの他にも深刻な問題に取り組むプログラムがあります。女子児童・学生の1割近くが、毎月、生理中は学校を欠席し、その結果、多くの退学者が出ている地域があります。「オールウェイズ」は無償で思春期教育とナプキンを提供することで、生理期間中も通学できるよう支援してきました。2006年から、サハラ以南のアフリカ(サブサハラ)に暮らす10万人以上の女の子に、累計800枚以上のナプキンをお渡ししています。

国内

社内のインクルージョン文化を育成
女性特有の悩みに対処するため11の「サークル」開始

働く女性が共通して持つことの多い悩みについて、同じ立場の仲間と話し合い、情報共有やアドバイスがもらえる場を提供する「サークル」活動を2017年3月に開始しました。1990年代前半に導入したメンターシップ制度も盛んに活用されており、社員同士が相談しあえる体制が整っています。

「サークル活動」は、社員のニーズを元に選んだ11テーマ(管理職の女性の会、独身の会、未就学児をもつ母の会、夫が日本企業勤務の妻の会、自分をどうケアするかを考える会、小学生の子どもをもつ母の会、中高生の子をもつ母の会、夫よりリーディングキャリアの妻の会、ディンクスの会、介護中の会、など)で、現在活動中。ビデオ会議システムを使って、本社、東京オフィス、工場、営業など各地の社員同志が交流可能です。所属部門や職務経験を超えて、情報を共有できる場ができたことで、現在、100名程度の社員が参加しています。