1. P&Gグローバル175周年
  2. Birth of an Icon

ロングセラー誕生物語

クレストCrest
オーラルケア製品「クレスト」は、虫歯にかかってから治療するよりも、まず“虫歯を防ぐ”ことの大切さを人々に広めたブランドです。

約70年前の医療・健康分野において、“予防”は今ほど注目されていませんでした。ビジネス界でも、何かを予防するビジネスはリスクが高いと敬遠されていました。しかし今や世界中の人々が、健康な暮らしを送るには、毎日の生活の中で“予防”を心がけることが重要だと考えています。

アメリカではほんの数世代前まで、多くの人々が週1、2回しか歯磨きをしていませんでした。もちろん虫歯は蔓延し、米国人口のおよそ95%が虫歯に悩まされていました。しかし、ある地域だけ、虫歯にかかる率が低かったのです。水道水に含まれていたフッ素のためでした。
P&Gの研究者たちは、歯みがき粉にフッ素を配合しようと考えました。しかし簡単にはいかず、1940年代にはじまった研究開発は、処方の完成までに何年も要しました。

1955年に最初の製品「クレスト歯みがき」を発売。P&Gの担当者たちは、虫歯予防の効果をもっと多くの人に納得してほしいと思い、米国歯科医師会からお墨付きをもらおうと考えました。書類やデータを提出し、新たな資料を求められてはそれにこたえる、この作業を延々と繰り返すこと5年。1960年、歯科医師会は“クレストの虫歯予防の効果に対して、レベルB認証を与える”と発表しました。歯みがき粉でははじめてのことでした。

5年の間、細々と販売されてきたクレストは、認証を受けるとたちまち売上が急増。半年後には米国ナンバーワンの歯みがき粉になりました。
ビジネスにもまして大きな功績は、歯科医の意識も変えたことです。
歯科医の仕事とは“虫歯の治療”につきると考えられていた時代。“クレスト医家サービスプログラム(Crest Professional Services Program)”の専門チームが、根気よく歯科医師を訪ねては“虫歯は予防できる”ことを説明し、結果的に歯科医の仕事の範囲を広げることにつながりました。1976年、クレストは、米国化学会から、過去100年間での偉大な発見の一つに選ばれました。

オーラルケアのリーディングブランドとして、虫歯予防に貢献してきたクレスト。次なるチャレンジは、歯の「ホワイトニング」でした。“虫歯のない歯”の次にお客様が望んだのは、“笑顔が美しい白い歯”だったのです。

1990年代から歯みがき粉にホワイトニング成分を配合。そして2000年、「クレストホワイトストリップス」という画期的な製品が誕生しました。シートを歯にはりつけてホワイトニングをする形状は、それまでになかったものでした。発売から1年で、ホワイトストリップスの市場売上は2億2,500万ドルに達しました。

同じころ、電池式の電動歯ブラシ「スピンブラシ」も発売。電動歯ブラシの一般的な価格が、当時30~100ドル前後だったの対し、スピンブラシは6ドル以下。1年で20カ国以上に市場展開しました。ホワイトストリップスやスピンブラシをはじめとするイノベーションによって、2002年にクレストは売上高10億ドル超を達成。最近ではクレスト3Dホワイトコレクション、プロヘルスクリニカルラインなど、歯垢ケアでお口を清潔に保つ、一歩先をゆく製品を提供しつづけています。

毎日のお口の清潔を担っているクレスト。人々に毎日の歯みがきと虫歯の予防の大切さを広め、明るい笑顔を支えてきたブランドです。 

 

*クレストは日本国内では販売していません。