1. P&Gグローバル175周年
  2. Birth of an Icon

ロングセラー誕生物語

アイボリーIvory
P&Gが会社の黎明期から作り続けてきたシンプルかつピュアな石けん「アイボリー」。人々の“石けん”に対するイメージを変えただけではなく、広告やマーケティングの世界でも、新しいメソッドを生み出した製品ブランドです。

石けんが水に浮くこと―これがどんなに便利なことか、私たち現代人にはピンときませんが、19世紀後半のアメリカの人々にとって、P&Gの“水に浮く石けん”は本当に便利なものでした。川でくんだにごった水を沸かしてお風呂に使っていた時代、石けんがバスタブの底に沈んでしまうと、探すのにひと苦労だったからです。

水に浮く、純度の高い石けん。この新しい製品を売り出すために、創業者の息子たち、ハーレイ・プロクターとジェームズ・ギャンブルは、独創的な方法を次々と考えました。

“ピュアでまっ白な石けん、何と名付けようか”。何カ月も考え続けたある日、ハーレイは日曜日の教会で、誰かが聖書の一説を読みあげるのを耳にしました。耳に飛び込んできた言葉は“アイボリー(象牙)”。
石けんにブランド名をつけること自体、斬新な試みでした。当時、石けんは、大きなかたまりで店に卸され、店主が切り分けて量り売りするのが一般的。茶色い紙に無造作に包んで売られていました。

ハーレイは、もっといいアイデアを思いつきました。“IVORYという名前を包装紙に印刷して、一つずつ包んで売ろう”。単なる毎日の消耗品だった“石けん”が、ビューティー製品へと生まれ変わりました。
“専門家にも品質の良さを確かめてもらいたいな”。

大学教授や学者の先生方に、アイボリーの分析と、他の高品質といわれる石けんとの比較を依頼しました。出されたデータは、純度99.44%。驚くべき純度の高さを示すこの数字は、広告スローガンにも使われ、知名度をあげる一因となりました。

アイボリーは、広告でもたくさんの“はじめて”を送りだしました。雑誌のフルカラー広告、ラジオCM、野球の初TV放送のスポンサー。またP&Gがスポンサーをするようになったことがきっかけで、アメリカでは、お昼のテレビドラマを「ソープオペラ」と呼ぶようになったほどの影響力でした。

誕生から134年。アイボリーは、お客さまの毎日の清潔な暮らしを支えるために、ピュアで誠実な製品づくりを、今も守り続けています。

*アイボリーは日本国内では販売していません。