2016年9月

science & technology

世界初「さらさらマジックトンネル」 2本の溝が吸収体を3分割。おしっこを素早く分散・吸収 乳幼児用紙おむつ「パンパース」

乳幼児用紙おむつパンパース 製品について詳しくはブランドサイトへ

※1 水分を吸収後3分割になるパルプフリーのパンパース独自の吸収体構造(世界のリーディングブランドとの比較。2015年6月 P&G調べ)※2 P&G調べ(パンパースシリーズの新生児用使用率データ)※3 P&G製品内比較

乳幼児用紙おむつパンパース

3Dプリンター技術を応用 吸収体の端から端まで、吸収ポリマーをしっかり固定 吸水前の吸水体の厚みはわずか0.6mm。 パンパース史上最薄を実現

赤ちゃんのデリケートな肌に、おむつの“ムレ”は大敵。そのため、おむつの開発にあたっては、おしりをいかにさらさらに保てるかが重要ポイントです。おしっこが出た後、いかに素早く吸収するか、そして吸収した水分が、赤ちゃんの重みで圧力がかかっても逆戻りしないよう、吸収体内にしっかり閉じ込められるか、各メーカーしのぎを削っています。

これに対して、P&Gが吸収体の構造を一から見直して開発した、世界初※1のテクノロジーが「さらさらマジックトンネル」です。今年春から、プレミアムラインの「パンパースのはじめての肌へのいちばん※3(テープ)」に導入しました。

おむつ(吸収体)の断面図
おしっこは「さらさらマジックトンネル」の間の溝に沿って瞬時におむつ全体で吸収されます

最大の特長は、吸収体の中央部をタテに2本の溝がはしり、3分割しているユニークな立体構造です。溝に沿っておしっこをすばやく前後に分散させるため、吸収体全体で瞬時に吸収することができます。また吸水パルプを使わず、吸水ポリマーのみを使用。水分を内側にしっかり閉じ込めるので、逆戻りを防いで、おしりをずっとさらさらに保ちます。

この画期的な立体構造は、最先端の3Dプリンター技術を応用することで実現しました。吸収体の端から端まで、吸水ポリマーをしっかり固定して配置しているので、おしっこを吸収した後もヨレたり、モコモコしたりしにくい設計です。またパルプフリーのため、吸水前の吸水体の厚さはわずか0.6ミリ。3つのブロックに分かれた構造と相まって、吸水しても従来の吸収体より厚さが出にくく、赤ちゃんも快適です。

ズレてモコモコしてしまいがちな水分を含んだ状態でも、「さらさらマジックトンネル」の採用により、吸収体がズレることはありません。

※4 P&G 製品内比較

世界のパンパースが支える最先端テクノロジー7カ国、のべ9000人の赤ちゃんが試用テスト

かつて布おむつが主流だった時代に、高い機能性とリーズナブルな価格で、便利な紙おむつを一気に普及させたパンパース。今年で日本発売40年目を迎えました。世界100カ国以上で愛され、長年、おむつ研究をリードしてきたパンパースだからこそ、いまも革新的な製品を生み出し続けています。

「さらさらマジックトンネル」の基本構造は、2011年に発明されました。商品化までには4年。アジア、北米、中南米、ヨーロッパの研究者が協力して、のべ614,000時間をつぎこみ、画期的なおむつができあがりました。実際に赤ちゃんに使ってもらった消費者テストは合計35回。7カ国のべ約9000人もの赤ちゃんに協力していただきました。

また研究には最新技術も積極的に取り入れています。例えば、おむつの中で水分がどう流れていくか、リアルタイムで3次元的に観察するために、医療装置として広く使われているCTスキャナー(コンピュータ断層撮影)なども活用しました。

コラム

小さく生まれた赤ちゃんに、上質なおむつを。病産院向け低出生体重児用おむつ

10年以上の間、病産院で選ばれてNo.1※2のパンパース。小さく生まれてきた赤ちゃんたちのための製品も提供しています。

開発したのは、3児の母であるアメリカ本社の研究開発員。自分の出産のために訪れた病院で、NICUにいる赤ちゃんが、通気性の悪いビニールカバーのおむつをつけているのを見てショックを受けました。職場に復帰するや、“小さな赤ちゃんの肌にもやさしい紙おむつを”と、看護師さんなど現場の声を精力的に集め、試作品をつくりました。試用テストに協力いただいた看護師さんやお母さんの反応は心温まるもので、ハグを求めてくる人や、“いつか成長したわが子に見せたい”と持ち帰りたがるお母さんもおられたそうです。今年春に発売した、やわらかな新素材のバックシートを採用するなど、赤ちゃんのデリケートな肌のために、今も研究を重ねています。

左からP-xs(極低出生体重児用 1.8kgまで)、P-s(低出生体重児用 2.7kg)、新生児用 小さめ

バックナンバー