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女性であることへの周囲の目や反応は、いろいろありましたが、まあ、あって当然と思っていました。それを覚悟で落語家をめざしたのですから。
それより、まずは修業。師匠は常々「基本が肝心」と言っていました。
そのためには、まず落語の世界に「同化」しなければなりません。江戸弁を習い、落語に合った大きな声が出せるように、とにかく稽古。スタートが遅いぶん、覚えることもいっぱいあって無我夢中でした。
神戸育ちで関西弁の発音に慣れ親しんで育った右團治さん。しかし、江戸落語は江戸弁で話してこそ本物。きちんと修業していつか自分なりの江戸落語を極めたいと願う右團治さんは、どう江戸弁をマスターしていったのでしょう?
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江戸時代に江戸っ子たちが使っていた言葉のこと。江戸弁で語るのが本当の江戸落語なのです。江戸弁は現在の東京弁とはかなり異なり、その特徴は簡潔にして痛快、ハキハキとしてテンポがいいこと。例えば、「まっすぐ」が「まっつぐ」、「やってしまう」が「やっちまう」、「始める」が「おっぱじめる」という具合に、言葉に勢いがあります。正しい江戸弁を教わるには、それを知る人から聞くしかなく、江戸時代生まれの親に育てられたおじいちゃん、おばあちゃん世代が少なくなっていくこれからはますます難しくなっていきます。 |
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