2023/5/12

P&Gのインクルーシブな買い物環境づくりに向けた取り組み

P&G  pride logo

1.販売店との協働で売り上げの一部をLGBTQ+の支援活動に寄付

ウェルシアグループ様との取り組み

P&Gのヘアケアブランド「パンテーン」における協働をきっかけに、P&Gはウエルシアグループ様との取り組みを進めてまいりました。

ブランド理念として「あなたらしい髪の美しさを通じて、すべての人の前向きな一歩をサポートする」を掲げるパンテーンは、「#HairWeGo さあ、この髪でいこう。」のメッセージのもと、ひとりひとりの個性について考えるきっかけづくりをキャンペーンとして展開してきました。

2020年にはLGBTQ+の元就活生の体験談から、自分らしさを表現できる就職活動について考える「#PrideHair」プロジェクトを展開。この「#PrideHair」プロジェクトより、ウエルシアグループ様との協働が始まりました。

また、2023年より店頭に置いて、性のあり方に関わらず、必要な物を必要な時に、安心して購入することができる買い物環境づくりを目指し、インクルーシブ・ショッピングプロジェクトを開始しました。

キャンペーン期間中の売り上げの一部をLGBTQ+の支援活動に寄付

2022年には、ウエルシアグループ様におけるパンテーン製品の売り上げの一部(*キャンペーン期間中)をLGBTQ+の支援活動のために、認定NPO法人 虹色ダイバーシティに寄付いたしました。2023年も同様に、ウエルシアグループ様におけるP&G製品の売り上げの一部を同団体へ寄付するキャンペーンを実施しています。虹色ダイバーシティは、LGBTQ等の性的マイノリティとその家族、アライの尊厳と権利を守り、誰ひとり取り残さない社会の実現をめざす認定NPO法人です。https://nijiirodiversity.jp/ 寄付金は、常設LGBTQセンターであるプライドセンター大阪(大阪市・天満橋)https://pridecenter.jp/で働くスタッフの人件費を含め、常設センターの持続可能な運営および実施されるLGBTQ+の支援活動に使用される予定です。プライドセンター大阪は、「みんなが自分でいられる場所」「必要な時に助けを求められる場所づくり」として、LGBTQだけでなく、その周囲の人、LGBTQに関して学びたい人など、すべての人に開かれており、LGBTQ当事者やアライによる交流会、就労支援イベント、センター外へのアウトリーチキャラバンの活動などを実施しています。

これからもP&Gはインクルーシブな社会づくりへとつながる活動を継続してまいります。

2. SK-II ビューティーインフルエンサーに対して社内研修を実施

店頭で多くのお客様や社外の方と接するP&GグループのSK-II ビューティーインフルエンサー。理解が足りないままで、LGBTQ+当事者と接する状態を避けるべく、まずは性の多様性を理解し、お客様がお買い物にいらっしゃるカウンターでの業務はもちろん、同じ職場で働く仲間や同じ商業施設内の他社従業員の方とも気持ちよく働ける職場環境を作るためにできることについて考えました。

参考:LGBTQ+アライの取り組み-誰もが働きやすい環境を

トレーニングでLGBTQ+の基礎知識と対面での具体的なアクションを学ぶ

トレーニングはEQUALITY & INCLUSION(平等な機会とインクルーシブな世界の実現:E&I)を基盤として、LGBTQ+に関する基礎知識、「アライ」について、そしてアライとしての行動や役割などを包括的に学びました。

また、店頭でのお客様や職場での他者へのアクションプランを軸に、LGBTQ+の方がどのようなことに関して悩みを持っているのか、また自らが「アライ」として相手のためにできる行動について意見を交わし、理解を深めました。

トレーニングでは、自身の体験や今までの人生を振り返ることで、自分の周りにLGBTQ+の人々が存在していることを理解するとともに、一人ひとりの言動が他者に影響を与えていることを学びました。また適切な配慮や心づかいをすることで、お互いにとって「自分らしさ」を表現しやすくなり、相手との信頼関係が築きやすくなることを理解しました。

全国各地にあるSK-IIのカウンターでは、多くのビューティーインフルエンサーが働いています。カウンターには多くのお客様がご来店されコミュニケーションをとることからも、LGBTQ+を含む多様性について理解を深めることがとても重要です。

SK-II ビューティーインフルエンサーが「アライ」となり活動し、誰もが自分らしく過ごせる環境を作り出すため、今後も継続的に社内トレーニングを実施しLGBTQ+を含めた多様性への理解を深めて参ります。