2020/12/11

LGBTQ+への理解促進 社内研修を通じた取り組み

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2020年10月 P&Gジャパンが「PRIDE指標2020」で最上位の<ゴールド>を受賞!

PRIDE指標とは、任意団体「work with Pride」による、職場におけるLGBTQ+に関する取り組みを評価する日本初の指標です。 取り組みは5つの評価指標に分類され(Policy: 行動宣言)(Representation:当事者コミュニティ)(Inspiration:啓発活動)(Development:人事制度、プログラム)(Engagement/Empowerment:社会貢献・渉外活動)、企業や団体は各指標の獲得点数により表彰されます。

P&Gジャパンでは、従来よりダイバーシティ&インクルージョンを経営戦略に掲げ、LGBTQ+に関しても少しずつ取り組みを進めてきました。社内の「GABLE(P&G内でのLGBTQ+アライの社員)」の発足前後より取り組んできた様々な活動の成果が評価され、初のエントリーで最上位のゴールド指標を受賞しました。 「PRIDE指標」の詳細はこちら https://workwithpride.jp/pride-i/

「GABLE」理解促進のための社内啓発活動

ダイバーシティ&インクルージョンを通じて、社員のあらゆる個性が活かされ、お互いの声に耳を傾けることで、社員一人ひとりが自分の能力を最大限に発揮できるとP&Gは考えています。お互いを受け入れ認め合うインクルーシブな職場づくりのため、注力している取り組みの一つが社内研修プログラムです。コロナ禍においても歩みを止めることなくオンライン形式で研修を行っています。

1. 管理職向けのリーダーシップ研修: ヒューマンライブラリー

“人を本に見立てて読者に貸し出す図書館”というコンセプトで、本を借りるように実体験を聞く「ヒューマンライブラリー」を、経営層や管理職社員を対象に実施。社内外の性的マイノリティの当事者の方々に‘本’となって登壇頂きました。実体験を伴う当事者の声に耳を傾けることで受講者に疑似体験を与え、相互理解を深めるセッションとなりました。

2. 全社研修(ダイバーシティ&インクルージョン・GABLEへの理解)

P&Gジャパンでは、各社員が自己成長のために必要とする能力やスキルを伸ばすための研修を、自主的に選択して参加する全社研修デーを半年に一度開催しています。この研修の一環として「GABLE」への理解を深めるため、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I) の大切さや性的マイノリティが経験しうる障壁、そして自らが社員としてできることについて学ぶセッションを行いました。

3. 内定者研修

P&Gが経営戦略として位置付ける「ダイバーシティ&インクルージョン」について学ぶ研修を内定者に向けて行いました。 “Be Your Best self (最高の自分でいる)” という考え方への理解を深めるために、GABLEについてのケーススタディを実施し、P&G入社後に向け、会社にとっての大切な考え方を伝えることができました。

GABLE blog
GABLE blog

これらの研修を通して、社員からは「性的志向・性自認に関わらず、全ての人たちが本当の自分のままで働ける環境を作っていきたい。そのためにも、私たちが環境を創っていくことを積極的にしていきたい」「理解するためにも情報が足りないことが多く、理解することがの第一歩になると感じた」 など、たくさんの学びと前向きな意見がありました。今後に向けて、P&Gの社員として何ができるのか、理解していく重要性についての感想が多く寄せられました。

これからも継続的な社内啓発の機会を通じて、ひとりひとりの社員が持つ多様性と可能性を発揮できるためのインクルーシブな職場づくりを目指していきます。