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2025/2/14

MY “DAY1”
1年目から業界のベテランの方々と肩を並べて「大手小売店」を1人で担当。オリジナルキャンペーンを0→1で企画し、カテゴリーの売上伸長を牽引

横山さんのDay1は、全国展開する大手ドラッグストア様を一人で担当することから始まりました。入社してから3カ月で臨んだ人生初の商談では、10~20年と業界経験を積んできたベテランの方々と肩を並べながら、商談をリードすることに。その後も営業担当として、新製品の店頭展開やオリジナルキャンペーンの企画・実行までを一人で推進。得意先の方々とパートナーシップを構築しながら、ビジネスのWin-Winを創出できる営業として成長できたのは、P&Gの人を育てる環境と文化があったからと振り返ります。その成長のストーリーを紐解くと、裏側にはP&Gならではの“協働するカルチャー”と“世界最高峰のトレーニング”が見えてきました。そこで今回は、横山さんのDay1ストーリーを通じてP&Gの成長を促す職場環境と文化について、紹介します。

1年目から業界のベテランの方々と肩を並べて「大手小売店」を1人で担当。オリジナルキャンペーンを0→1で企画し、カテゴリーの売上伸長を牽引

横山悟司
2021年P&G営業統括部 に入社。入社1年目から大手小売店のベビーケアやオーラルケアの担当を一人でリード、2年目には担当範囲を拡大し、ファブリック&ホームケアや企業間のJBP(ジョイント・ビジネス・プラン)をリードするなど、大きな裁量権のもと、P&G営業として活躍。2024年からはベビーケアの営業戦略や企画を担う営業企画(MS&P)として従事。

Day1のミッションは「新製品の提案」、商談の場に並ぶ若手営業は自分だけ


――まずは横山さんがP&Gに入社を決めた理由を教えてください。

横山:就職活動で重視していた3つの要素が、P&Gにはすべて揃っていたためです。
1つ目は「人として、ビジネスパーソンとして成長できる環境」かどうか、です。そのため、ロールモデルにしたい先輩社員がいるであろう業界トップクラスの企業を中心に見ており、その中でも初日からプロジェクトの責任者として自ら考え行動できるP&GのDay1カルチャーの中でなら圧倒的な成長ができると感じ、選考を受けました。
さらに、2つ目の「1年目から営業職に配属されるか」という点も、職種別採用をしているP&Gなら、ばっちりでした。元々、人と話すことが好きなので、営業を通じてビジネスコミュニケーションのスキルを磨き、強みにしたいと考えていました。大学は理系専攻のため大学院に行く選択肢もありましたが、黙々と研究をするより、好きを極めて対外的なスキルを身につける方が、ビジネスパーソンとして成長できると感じたからです。
そして、3つ目が「個人で評価される環境」かどうか、です。チームの評価はもちろんのこと、個人の成果もきちんと評価されるどうかを重視していました。この点は、私の“働きがい“に繋がると感じており、常にモチベーション高く成長し続けるうえで欠かせないポイントでした。

――実際にDay1を迎えた当時の心境をお聞きしたいです。

横山:入社前に描いていた裁量の大きさを遥かに超えていました。もちろん現場配属までに、営業の基礎を座学やロールプレイで学ぶ研修や、先輩と一緒に得意先を訪問するOJT研修まで用意されています。そうして約3か月の研修期間を経て、いよいよ7月からDay1がスタートしました。担当は先輩と同じ小売店様の本部。自らバイヤー様への提案を企画し、商談の場で提案・交渉するという一連の営業プロセスを1人でリードしました。私と同じように本社を担当されている他社の営業は、10~20年と豊富な経験を積んだベテランの方々ばかり。それを1年目の私に任せてもらえるのは、まさにP&GのDay1カルチャーがあるからこそだと身をもって感じました。

――プレッシャーのかかる環境で具体的にはどのようなプロジェクトをリードしたのですか?

横山: 7月というタイミングもあり、最初のミッションは「秋冬の新製品を店頭で販売いただくこと」でした。そして、緊張しながら迎えた人生初の商談では、驚くほど研修で学んだことを活かすことが出来ました。準備した企画書をはじめ、想定していた商談の流れから具体的なコミュニケーションまで、研修でインプットしたことを自分なりにアウトプットして商談が成立した瞬間は、本当に嬉しかったです。また、単独で動くだけではなく、ここぞという商談には上司に同席してもらうなど、重要なシーンでは自ら周囲のサポートを求めることも大切にしました。こうして丁寧に得意先の方々と対話を重ねられたことで、無事に新製品を店頭で販売いただくことも決まり、その後もさまざまな提案に耳を傾けてもらえるパートナーシップが構築できたのだと思います。

協働するカルチャーから生まれたオリジナルキャンペーン企画


――最初のミッションから成功を収めたなか、1年目で最も印象に残っているプロジェクトはありますか?

横山さん:ゼロから創りだしたオリジナルのキャンペーン企画です。きっかけはバイヤー様からの相談です。P&Gが毎年実施しているパンパースの全国キャンペーンを活用して「ベビーケアカテゴリー全体の売上をさらに伸長させるためのアイデアはないか?」というお題をもらいました。難しい点は、P&Gがお付き合いさせていただいている全ての得意先との公平性を保ちつつ、独自性を持ってビジネス成長に貢献すること。多角的な観点で、購入者(ショッパー)・得意先・P&Gの三者にとってWin-Win-Winとなるアイデアを粘り強く追求しました。同僚や上司はもちろん、他部署の方にも相談に乗っていただき、ようやく全国キャンペーンの期間に合わせ、得意先のニーズや状況を汲み取り、製品がよりお得に買えるオリジナルキャンペーン企画を進めることができました。

P&Gの協働するカルチャーがあったからこそ、実現できたと思っています。そのカルチャーの土台には、「Feedback is Gift」という考え方があり、そこに上司だから、管理職だから、後輩だから、といった立場は関係ありません。1人では気づかなかった、他者からの意見にこそ成長のきっかけはあると信じています。このキャンペーン企画も、リードしたのはプロジェクトオーナーである私でしたが、同じ立場や目線でディスカッションしてくれた上司や同僚のおかげで方向性が見え、実現することができました。

――周囲からのフィードバックがあったからこそ、アイデアが育ち、企画の形が見えてきたと。

横山さん:その通りです。そして、企画を進めるにあたり社内承認を得る際もこの協働のカルチャーに助けられました。社内初の企画であることから、上司よりもさらに上のレイヤーの方にもフィードバックをいただき、企画を通すために「いつ」「誰に」「どのような話をするのか」と細かなコミュニケーション設計までサポートしてもらいました。そして見事に、社内と得意先の双方に提案が通り、キャンペーンを実施。結果として、得意先のカテゴリー全体の売上伸長をパンパースが大きく牽引することができました。

「トレーニングカンパニー」と呼ばれるP&G流メソッド


――1年目から成果を出せた要因は何だと思いますか?

横山さん:グローバル目線で「トレーニングカンパニー」と称されるほど確立された、P&G流の人材育成が自分に合っていたからだと思います。その基本は、経験ベース(70%)、上司・同僚・メンター(20%)経由、研修や教材を通じて(10%)の3つの領域から学ぶ『70:20:10の法則』。研修で体系的なインプットをしてから、店舗巡りのOJT研修で現場を知り、プロジェクトのオーナーとしての経験が加わることで、自然と成長サイクルが促進されました。私が考えるプロジェクトオーナーとは、意思決定に責任を持ち、具体的な業務もリードする立場です。この経験のおかげで、より鮮明かつ解像度高く仕事を理解できて、成長スピードも加速したと考えています。

それに、上司と一緒に自らの成長機会の創出や連携のスタイルを試行錯誤できるのもP&Gならではないでしょうか。私の場合は、上司との最初の1on1で「まずは一人でやってみたい。相談したときにだけ全力でサポートしてほしい」と伝えました。そして、上司が私の意志を尊重してくれたことが、自らの働きやすさとやりがいに繋がったと感じています。

――最後に、P&Gに興味を持っていただき、この記事を読んでくれている学生さんへメッセージをお願いします。

横山さん:P&GのDay1カルチャーでは、入社や配属初日から裁量の大きなプロジェクトを任されますが、それは単純に「好きにやっていいよ」と丸投げされることではありません。一人ひとりが、研修や周囲からのフィードバック、様々な経験を通じて、成果を出せるビジネスリーダーにまで成長できるよう、人材育成システムが整っています。そして、恐れずに挑戦さえすれば、尊敬できる同僚や上司、チームメンバーが成長を支えてくれる、そんな環境です。そして、成長したその先には想像以上の自分が待っているので、成長し続ける楽しみも感じられるのは、P&Gだからこそだと思います。