2025/7/29
LGBTQ+アライの取り組み
-誰もが自分らしく能力を最大限発揮できる職場環境を

「GABLE」に込めた思い
P&Gには「GABLE」という独自の言葉があります。これは「ゲイ・アライ・バイセクシュアル・レズビアン・トランスジェンダー・エンプロイー」の略で、LGBTQ+(性的マイノリティ)当事者である社員と、サポートするアライ社員の総称です。アライ社員とは、LGBTQ+当事者であってもなくても、LGBTQ+を理解・支援し、自分たちの活動や必要性について発信していく社員のことを指します。
GABLEが目指すこと
P&Gは、社員全員が平等な機会を得て、最大限の力を発揮できる組織作りの取り組みの一つとして、イクオリティ&インクルージョン(平等な機会とインクルーシブな世界の実現)を推進しています。社内ではもちろんのこと、このイクオリティ&インクルージョンの概念を世界中に広め、誰もが自分らしく過ごせる社会を実現するために、様々な活動を続けています。 その中でGABLEの活動は、LGBTQ+の社員や支援するアライ、そして全ての社員が安心して自分らしく、最大限の能力を発揮することができる、インクルーシブな職場環境を作っていくことを目指しています。自社内に多様性があるからこそ、世界中の何十億人もの消費者を理解するとともに、より多くの消費者にP&Gの製品とサービスを提供し、日々の暮らしをより良いものにするお手伝いができると考えています。
コミュニティでの存在
日本の人口のおよそ8-15%程度がLGBTQ+であるとも言われています。LGBTQ+はほとんどの場合、存在に気づかれないことが多いのですが、私たちのコミュニティには確実に存在しています。だからこそ多様な背景を持つ様々な社員が自分らしく活躍できる職場環境を作っていくことがとても重要です。
P&GのGABLEチームでは、以下の取り組みを進めています
P&Gが2021年に5,000人を対象とした「LGBTQ+とアライに関する全国調査」によると、半数以上の人がアライの考え方に共感しつつ、その4割強は『自分に何ができるかわからない』などの理由により、知識不足で行動に至れていないという実態が明らかになりました。

この調査結果を背景に、P&GのGABLEチームでは、以下の取り組みを進めています。
<社員の知識やスキル構築>
LGBTQ+についての基礎知識やインクルーシブなアライになるためにできることなどを学ぶ、各層に向けたGABLE研修(経営層・人事部門・管理職・全社員)、アライメンバーに向けた、より知識を深めるための定期的な講習等の実施。
<社員一人ひとりのインクルーシブな行動を推進>
ステッカーやIDストラップ等によるアライの表明、社内制度の整備(同性パートナーシップ等)、定期的な社内ニュースレター配信や啓発イベントの企画等を実施、LGBTQ+を中心に多様性、インクルージョンに関連する書籍を自由に読むことができるライブラリースペースを社内に設置。
<LGBTQ+当事者が、職場や生活するコミュニティで自分らしく活躍できるよう、等しい機会の提供を支援>
採用活動においては、面接担当者向けの研修、エントリーシートの性別選択肢(男・女・答えたくない)、写真の撤廃等。また、職場だけでなく、P&G製品をお求めいただくお買い物時にも多様性に配慮した接客を提案する「インクルーシブ・ショッピング ハンドブック」を一般へ無償提供しています。