
「GABLE」に込めた思い
P&Gには「GABLE」という言葉があります。これはゲイ・アライ・バイセクシュアル・レズビアン・トランスジェンダー・エンプロイーの略で、LGBTQ+(性的マイノリティ)当事者とサポートするアライ社員の総称です。アライ社員とは、LGBTQ+当事者であってもなくても、LGBTQ+を理解・支援し、自分たちの活動や必要性について発信していく社員のことを指します。
GABLEの使命
P&Gは、145か国を超える国籍の社員一人ひとりが、持てる力を最大限に発揮してビジネス成長をもたらす重要な経営戦略の一つとして、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)を推進しています。社内ではもちろんのこと、このダイバーシティ&インクルージョンの概念を世界中に広め、誰もが自分らしく過ごせる社会を実現するために、様々な活動を続けています。 その中でGABLEの活動は、LGBTQ+の社員やそれを支援するアライ、そして全ての社員が安心して自分らしく、最大限の能力を発揮することができる、安全かつインクルーシブな職場環境を作っていくことを使命に掲げています。それにより、P&Gが『社員に選ばれる会社』として、イノベーションを生み続け、お客様へ新たな価値をお届けしていくことを目指しています。
コミュニティでの存在
日本の人口のおよそ8-15%程度がLGBTQ+であるとも言われています。LGBTQ+はほとんどの場合、存在に気づかれないことが多いのですが、私たちのコミュニティには確実に存在しています。だからこそ多様な背景を持つ様々な社員が自分らしく活躍できる職場環境を作っていくことがとても重要です。

P&GのGABLEチームでは現在、3つの分野での取り組みを進めています。
<社内活動> 社員に対して、GABLEとは何か、インクルーシブなアライになるためにできることなどを学ぶ機会を企画、提供し、ひとりひとりの社員が持つ多様性と可能性を発揮できるための職場づくりを目指しています。
例:アライになるためのトレーニング、部署ごとに行うカジュアルなバーチャルランチ等におけるGABLE講習、全社員に向けた定期的なニュースレター配信など。
<社外活動> 社外パートナー企業や団体と協働しながら、LGBTQ+当事者が自分らしく生きられる社会を目指し、それを支援する活動・情報発信をしています。
例:ダイバーシティ&インクルージョンシンポジウムの開催、PRIDE HOUSE東京のスポンサーシップ、当ウェブサイトを通じた活動報告など。
<採用活動> 性的志向・性自認を含め、一人ひとりが持つ違いを受容し、社員が持つ多様性を積極的に活用していくための採用活動を実施していきます。
例:内定者へのGABLE活動の紹介、ならびにトレーニングの実施、採用面接担当者向けのトレーニング実施など。